セックスに満たされない関係が「セックスレス」なら、セックスに満たされた関係は「セックスフル」。

どうしたらセックスフルな関係が築けるの?そんな疑問を、スキンシップの重要性を唱えるOLIVIAさんに尋ねました。仲良くセックスすることは、“やわらかな関係”とつながるようです!

セックスはかしこまった行為じゃない。 性欲だって三大欲求のひとつです。

「セックスフルな関係」って、そもそも、どのような関係性のことでしょう?

セックスフルの対極にあるのがセックスレスですよね。セックスレスは健康などの特別な事情がないにも関わらず、1か月以上、性交渉のない状態。けれどセックスフルは、回数で定義されるものじゃないと思うんです。たとえ月に1回だけの行為であっても、1回の質が高ければ、そのふたりの関係はセックスフル。心も体も満たされて、テクニックにも満足できる。心技体が揃った、質の高いセックスをすると、なんとなく調子の良さを感じたり、ご機嫌になれたりしません?セックスフルな関係のふたりは、ベッドの外でもポジティブに過ごせるんです。

なるほど!けれど、心技体が揃ったセックスって、難易度が高そう…?

自分の要求を伝えることさえできれば、そんなに難しいことではないはずなんです。けれど日本人って、想いを伝えることが苦手ですよね。私は高校時代にアメリカ、大学時代にオーストラリアに留学していましたが、彼らは性の話題であっても自分の意見をしっかりと伝えます。日本では『コンドームを着けて』とすら言い出せない女性もいますから、これは問題です。セックスは、究極のコミュニケーション。性欲って恥ずかしいことじゃない、睡眠欲、食欲と並ぶ三大欲求のひとつなんだから、もっと素直になって良いんですよ。

どうしたら私たち日本人も、セックスに対して素直になれますか?

日本人は『セックス=イベント』というように、セックスを特別視し過ぎている気がします。特別なものだと思うから、かしこまってしまって、正直に要求が伝えられないし、それを呑み込む心の準備も整わない。けれど同じ三大欲求のひとつ、食欲に対しては、これが食べたい、あれが食べたいって、素直に言うことができるでしょう?セックスだって同じこと。したいプレイがあるならば正直に話してみるとか…。男性であれば、彼女がH なことをリクエストしてきても、聞く耳を持って受け入れましょう。

セックスをもっと身近に、当たり前の行為にする秘訣を教えてください!

大切なのがお部屋のレイアウト。食後、ふたりでソファに座ってまったりとしているうちに、良い雰囲気になってきますよね。そこからスムーズにベッドに移動できる動線を整えるだけで、自然な流れがつくれるんです。そして、どんなに忙しくて掃除をするヒマがなくても、ベッドに横たわった時に視界に入る場所だけは、きれいにしておくこと。

何をすれば相手がもっと喜んでくれるのか。 それこそが基本で、セックスフルの原点です。

セックスの最中にお部屋の乱れが気になると、自然な流れにストップがかかってしまいますから。私は、こうした自然な流れから始まるセックスのことを『おにぎりセックス』と呼び、逆にセクシーな下着やラグジュアリーなホテルを準備して行うセックスを『フレンチセックス』と呼んでいるんです。どんなにグルメな人だって、毎日、フレンチのフルコースは食べたくないですよね。セックスを高級フレンチのように特別視せず、当たり前のように食べられて安心感を得られる、おにぎりのような存在に思ってほしいんです。

「おにぎりセックス」と「フレンチセックス」って、面白いですね!

たとえ『おにぎりセックス』を続けていても、セックスの質が高ければ、マンネリはしません。でもね、セックスを当たり前の行為として捉えることができたとしても、シャイな日本人にとって、セックスへの要求を素直に口に出せるようになるかというと、やっぱり難しい。そこで脳内に、相手にとって、どんなテクニックがお気に入りなのかを覚えておく『お気に入りフォルダ』をつくってほしいんです。彼を喜ばせたい、彼女を喜ばせたいという気持ちさえあれば、どんなプレイが相手にとって気持ち良いのか、自然と見えてきます。その優しく、やわらかな気持ちが、セックスフルな関係を築いていくんだと思います。

OLIVIA先生、 ありがとうございました。

OLIVIA Official Site:
http://www.olivia-catmint.com/

文:大谷享子

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