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マックス・エマーソンの旅して、 愛して、繋がって

ゴメン、忙しくて...が言い訳の常套句に。SNSでいつでもどこでも繋がってるはずなのに、 なかなか二人の距離感が縮まらない...。 テクノロジーの黄金時代に生きてるわたしたちには、それなりの不安や心配があるものです。

『とにかく楽しまないと』をモットーに世界を駆け回るアメリカ出身の俳優/モデルのマックス・エマーソンさん が、この度緊急来日!彼の東京散策に密着しつつ、恋とソーシャルメディアの進化や、遠い恋人との時間の作り 方、新しい愛のカタチなど、ミレニアルなわたしたちの抱える悩みについて、アレコレ聞いちゃいました。

SKYNBUN

まず、読者に向けて簡単な自己紹介をお願いします。

MAX EMERSON

僕はマックス・エマーソン。ビーチをのんびり散歩したり、夕日が沈むところを眺めたりすることが好き。 職業は俳優、兼モデル。それ以外の時間はソーシャルメディアを使って、自分が情熱を注ぎ込むプロジェクトのプロデュースや監督、執筆活動をしている。自分たちの主張したいことや表現したいことをカタチにするためのプラットフォームとして、ソーシャルメディアはとても役に立っているよ。

SKYNBUN

あなたが人生で一番大切にしていることはなんですか?

MAX EMERSON

楽しむこと。他に何が必要?僕は人生をヒネくれた視線で見てしまうクセがあって、時々あらゆるものに意味を見出すことがどうでもいいと感じることがあるんだ。だからこそ、いまを楽しまなきゃダメだよねって思う。楽しまない理由なんてないよ。ヒネくれた考え方だけど(笑)。

SKYNBUN

遠距離恋愛を過去に何度か経験したことがあるとのことですが、どのようにしてパートナーとの時間を作っていますか?

MAX EMERSON

遠距離恋愛において真っ先に気がついたのは「必要な犠牲を進んで払うことができれば、なんでも上手くいく」ということ。できる時に電話をしたり、メールをしたり、遊びに行く。離れている間は肉体は同じ場所にいられない。だから心だけでも可能な限り近くにいてあげること。お決まりかもしれないけど、本当に大事なことなんだ。

Skynbun

健康的な恋愛関係を築くための鍵はなんだと思いますか?

MAX EMERSON

どんな恋愛関係であれ、今の時代一番必要とされているのは『誠実さ』と『コミュニケーション』だと思う。たとえ相手が信じられなくなった時でも、一息ついて、お互いにあらゆるものに関してオープンにならないといけない。

Skynbun

もっともっと構ってほしい。そんな傾向がソーシャルメディアの影響で大きくなった気がしています。

MAX EMERSON

そうだね。みんなが自然にパッシブアグレッシブ(受動攻撃的)な態度をとるようになった。相手が見えないと、普通では当たり前のマナーが軽視されてしまう。たった2秒で次のデート相手が見つかる時代。僕たちの世代は、人と人との出会いを簡単にポイ捨てしてしまう傾向にあると思う。目の前に幾千もの違うオプションが転がっている。そんな中で自分と同じ価値を共有する人を見つけるのは、本当に大変なこと。

Skynbun

最近ではポリガミー(複数恋愛)など、いろいろな種類の新しい恋愛のカタチが話題にあがりますね。

MAX EMERSON

スラップル※とかオープンリレーションシップってこと?個人的にはしっくりこないけど、批判はしないよ。僕も何度かカップルと楽しんだことがある。でもずっとお客様気分は拭えないし、終わったら追い出される(笑)。でも今の時代、1950年代の理想的な核家族を目指さなくたって、気にする人は少ないさ。</p> <p>※スラップル(Throuple)3人間の恋愛

Skynbun

日本で4ヶ月勤めていたことがあるそうですが、日本のカップルと海外のカップルの違いで何か気がついたことはありますか?

MAX EMERSON

西洋のカップルと比べて、日本のカップルにはどこか純粋なところがあると思う。西洋の文化はもっと個人を尊重する傾向があるけれど、日本文化からは強い仲間意識だったり、コミュニティに対する絆が感じられる。パートナーに対して、もっと自分を犠牲にして思いやりを持てるというか...。うまく言葉に出来ないけど。

Skynbun

コンドームについてお聞きします。コンドームの重要性についてどう思いますか

MAX EMERSON

デートアプリやソーシャルメディアが日常生活により浸透するにつれ、コンドームを使うことが今まで以上に大切になっていると思う。近頃、ゲイコミュニティの中で非常に面倒なことが起こっている。HIVの感染を予防するために多くの男性がPrEP※という予防薬を使っている。これはもちろん素晴らしいことだけど、問題はPrEPをコンドームと両用せずに(注意書きにはきちんとそうするように書いてある)、コンドームの代わりとしてPrEPだけを使う人が多いということ。HIVは現存するウィルスの中でも、もっとも賢く体力がある。リスクのあるセックスを続けることでHIVがもつ「Super Bug」が進化してPrEPに対する免疫が生まれてしまう可能性があるんだ。みんなその時の快感に溺れてしまって、本当に大切なことを見失いがちだ。ちゃんと盾を持って戦いに出るか、それとも裸のまま蹴り出されるか。だからこそ性教育は大切だし、コンドームでちゃんと自分を守らないといけない。 ※PrEP (Pre-Exposure Prophylaxis) ーHIV感染を、毎日1錠の予防薬を服用することで事前に防止することを「PrEP(暴露前予防投薬)」と呼ぶ。

Skynbun

セックスについて親と話し合いをしたことがありますか?

MAX EMERSON

子供の時、テレビのコメディ番組でセックスに関するジョークがあって、みんなにつられて僕も笑ってた。母が僕に「セックスについて何か知ってるの?」と聞いて、僕は「キスすることでしょ?」と無邪気に答えた。そしたらお母さんが僕にセックスの本を渡して、部屋に行くように言った。そのあとお母さんがやってきて、僕の質問に正直に答えてくれたよ。ただセックスのメカニズムを学ぶだけじゃなくて、お互いに対する尊重も同時に学ばなければならない。現代の文化からはそれが失われつつあると思う。

Skynbun

最後に、何か読者に伝えたいことはありますか?

MAX EMERSON

あなたのパートナーは、きっと何か新しいことを試してみたいと思っているはず。だから二人で一度話し合ってみることをオススメするよ。大切なのは、相手が何を求めても、決して見下したりしないこと。話し合うことで、二人でできる新たな楽しみが見つかるはず!

プロフィール

マックス・エマーソンさん

俳優・モデル

アメリカ合衆国の俳優、モデル兼LGBTQアクティビスト。またユーチューバー、メディアタレントとして、エンタメ業界でも多彩に活躍中。誰もを虜にするルックス、お茶目な性格と、恐れ知らずのアティチュード。性別、国境を越えて、マックスファンがどんどん増え続けているのだとか。現在、自身が執筆/監督/プロデュースを務めたLGBTQユースのホームレス問題に挑戦した映像作品「HOOKED」の公開を控える。SKYN®について話してくれている、vlogも楽しんでください。Vlogはこちら

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